ブックメーカーの攻略法。期待値編
ブックメーカーでガチで稼ぎに行く場合であれば『期待値』というキーワードを外して議論するのは、ギャンブルでお金を増やしたいと言ってるのにその方法を知らないのと同じことです。
期待値という言葉は統計学で使われる用語で、期待値とは確率の見地から算定した平均値の事を言います。
この説明を聞いて私自身『なんのこっちゃ?』と思うのですが、ブックメーカーにおける期待値とは『理論上の収支』を表します。
つまり、ブックメーカーで賭けを行う前から勝つか負けるかが予め分かるという事です。この方法は、未来を予見するという怪しげな物ではなくて、数学的に導き出した答えで勝敗を導き出す方法です。
この方法は、パチンコ屋、競馬、競輪等の公営ギャンブルや、カジノで遊べるバカラ、ブラックジャック、ルーレットなどのゲームにも取り入れられており、やればやるほどお金が増えて行く仕組みとなっています。
誤解のないように申し上げると、これは胴元が儲けるための仕組みであるという事です。
その胴元が儲かる仕組みを、スポーツベッティングに応用すればプレイヤー側もそれと同じようにお金が増えて行くという理屈です。
それでは、ブックメーカーを期待値で攻略する方法について説明していきます。
期待値の計算方法
期待値の計算公式は
(オッズ-1)×勝利試合数×1回の賭け金-敗北試合数×1回の賭け金
です。
過去の対戦成績は、ファンタジーサッカー研究室、Soccer D.B.、FootyStatsなどで調べれば分かります。
例えば、2021年3月17日のFC東京VS湘南ベルマーレで見てみましょう。
FC東京のオッズは1.58倍、ドローは4.05倍、湘南ベルマーレは5.10倍となっています。
そして、開催場所はFC東京のホームなので、ホームでの過去の対戦成績をファンタジーサッカー研究室で調べます。すると、5勝2分け2敗という成績であることが分かりました。
そして、ベット額を100円とします。
これを、計算公式に当てはめます。
FC東京の期待値は、
(1.58-1)×5×100-4×100=-110
となります。つまり、FC東京に賭けると-110円の期待値なのでこれに賭けてはいけないという事です。
因みに、敗北試合数は2敗なのに、公式ではなぜ4×100円にしているのかというと、勝利にベットすれば、引き分けという結果が出てもベッティング的には負けになるので、試合の結果ではなく、ベッティングでの勝ちか負けかを判別するからです。
同じように、ドローでも期待値を計算します。
ドローの期待値は、
(4.05-1)×2×100-7×100=-90
となり、ドローもマイナスの期待値となりました。
最後に、湘南ベルマーレの期待値を見てみましょう。
(5.10-1)×2×100-7×100=+120
という具合になります。
湘南ベルマーレはFC東京のホームグラウンドである、味の素スタジアムでは2回しか勝利を挙げていないのですが、オッズ的には湘南ベルマーレに期待値があるのです。
こうやって計算をしてベットしていけば、賭けに勝ったり負けたりを繰り返しながらお金は増えて行くという現象が発生します。
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